土井寮閉鎖に伴うご挨拶
2015.04.17
東海大仰星高校ラグビー部OB諸氏殿
仰星ラグビー部は、3月の近畿大会を優勝(3年連続、7回目)、東海大学松前杯を準優勝(Bチーム)、4月の全国選抜大会を優勝(9年ぶり、2回目)という結果になりました。今年のチームは、例年になく小柄なFWですが、湯浅監督指導のもと、DFを中心に結束力あるチームとなり、大変論理的な高速継続ラグビー・立体的なラグビーを展開します。すでに、秋の全国大会予選のシード権を争う春季大阪高校総体が始まっておりますが、今後の成長が期待されます。引き続き応援の程、よろしくお願いします。
さて、2009年にスタートしましたラグビー部合宿所(土井寮)ですが、2015年4月12日、学校横に新寮を開き、その日をもって閉鎖しました。この6年間、寮開設に伴う家具や電化製品の品揃えに始まり、各OBより数々の日用品・お米その他の食料品等を寄付していただき、ありがとうございました。18人の生徒が土井寮で生活をしましたが、日用品やお米などで何不自由なく高校生活・ラグビー生活をできたことに、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。寮母を務めておりました妻・孝枝共々、御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
土井寮の閉鎖は、我々夫婦にとって大変寂しいものとなりました。寮自体がわが子であり、生徒たちがみるみる成長してゆくその姿に日々感動の連続でした。ラグビーのつわものどもが、寮内清掃や地域清掃・挨拶等で、近隣の方々より絶大なる信頼を得、その結果、おじさんたちに花園ラグビー場へ応援に駆けつけていただき、そのゲーム内容を道端の立ち話で語り合う姿や「これ食べさせてあげてね」といただく野菜やくだもののありがたさなどに心打たれたものです。土井寮を巣立った生徒たちは、近隣住民やOB諸氏の応援もいただき、ラグビーや生活習慣・団体行動だけではなく「心・人情」をも学びました。これからの人生、仰星ラガーの先導者として輝くことでしょう。
新寮は、責任者・湯浅監督、寮監・坂尻コーチ、副寮監・能坂中等部監督・北コーチという体制でスタートしました。食事は学校食堂で摂ります。OB諸氏には、日用品等でご協力を願うこともあるかと存じますが、その時はどうぞよろしくお願いいたします。
本当にたくさんの支援・応援をありがとうございました。今後とも、よろしくお願い申し上げます。
旧ラグビー部合宿所寮監・寮母
土井 崇司・孝枝